セミナー「うつは薬じゃ治らない!」その3 晴れときどきコラム



セミナー「うつは薬じゃ治らない!」その3

【2】考え方(特に自分を責める考え方の癖)について

考え方はどうやってできていくのか・・・

同じ話をしても 受け取り方は人によって違う。
例えば、何かを「しよう」ということになった時
  1.やりたいからやる。
  2.しなくてはならないからやる。
では大きく異なる。

もちろん「2.しなくてはならないからやる」が、自分の活力・やる気に結びついていれば問題ないが、自分を苦しめている場合もある。
そこで宮島賢也氏は「ねばならない」という考え方が、自分を苦しめているか、楽にしているかを患者自身に判断してもらうそうだ。

・・・まずは苦しいなら苦しいと気づき、さらに口に出して言える事が大事・・・

そして、苦しいのならば、どういう考え方をすればいいのかを探していく。
ここでポイントになるのは、
  1.考え方は1つではないこと。
  2.自分なりの解決法を取って良いこと。
を知ることだ。

冷静な時には当たり前と思うかもしれないけれど
迷路に入り込んでいる状態では、そうは考えにくい・・・その状態こそが症状・・・
なので、カウンセラーと共に探っていく。(書き出していく)

どういう考え方をすれば楽なのかを探していく作業は
「苦しかったら変える」「楽になったら強化する」を
繰り返しながら「したい・したくない」の基準から「やりたいからやる」に変わるまで続ける。

3週間で定着し
3ヶ月で変わりはじめ
半年で「やりたいからやる」になるそうだ。

薬を使わず、半年で変化があるならば、凄いことではないだろうか。


では何故、自分を苦しめる・責める考え方ができていくのか・・・
それは褒美で釣る教育を受けているからだそうだ。

人に気に入られていないと居場所がなくなるかもという不安、嫌われるという不安は、
自分のやりたいこと以上に周りの目を気にさせてしまうようになる。

自分を好きになる・自分を大切にする・信頼する
これらは、子供のときに親に植え付けてもらうのが良いのだが
今さら親にもらえないという人も多い。
ならば、自分で自分にあげてみよう!

カウンセラーは、安心・リラックスを提供するが
自分への信頼は、最終的には自分で獲得するものだよ・・・と導いていくらしい。

そう、薬漬けにはならなくてもカウンセラー漬けになっては意味がないので、
このアプローチは素晴らしいと思う。

宮島氏の「自分の力を侮るな!」という言葉が印象に残った。